裁縫初心者は何から始める?始める準備とおすすめの生地-手縫いの基本

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裁縫初心者
裁縫初心者

裁縫を始めようと思ったけど、何から始めればいいの?なにを準備していいのかもわからない…。

そんな悩みはありませんか?

ここでは、何から始めたらいいのかわからない裁縫初心者さんに向けて、始める前の準備と初心者さんにおすすめの生地、基本的な縫い方を紹介していきます。

裁縫初心者何から始める?まずは準備をしましょう!

準備その1・作るものを決めましょう!

裁縫初心者さんが何から始めようか迷ったときは、まず、どんな作品を作るのか決めることです。

これは、作りたいものによって準備する物が違うからです。

例えば、コースターを作りたい場合は生地を揃えるだけでよいですが、ファスナーポーチを作りたい場合は生地だけでなくファスナーが必要ですよね?

また、手縫いで出来るのか・ミシンが必要なのかなど、揃える道具も変わってきます。

なので、大まかでもいいので何を作りたいのか、考えましょう。

私が裁縫を始めた時は、YouTubeで動画を検索して、自分が作ってみたいなと思うものから作るようにしていました。

準備その2・必要な道具を揃えよう!

作りたいものがきまったら、必要な道具を揃えましょう。

しかし、裁縫初心者さんは何から揃えたらいいかわからないとなると思います。

ここでは、裁縫初心者さんが揃えた方が良い必要最低限な道具を紹介します。

裁縫で必ず使用する道具
  • 裁ちハサミ
  • 糸切りハサミ
  • ぬい針
  • ぬい糸
  • まち針or手芸クリップ
  • 定規 or メジャー
  • チャコペン
あると便利な道具
  • 針山
  • 糸通し
  • リッパー
  • 目打ち

ここでは、本当に必要最低限の道具しか挙げていません。

全て手芸店で購入できるものですが、100円均一で売っている物もあります。

お金をかけずに始めてみたいと思っている方は、100円均一で道具を揃えてみてください。

揃える時間が無いという方には裁縫セットがおすすめです。

準備その3・必要な布を準備しよう!

必要な道具が揃ったら、次は必要な生地(布)を準備しましょう。

しかし、何から始めたらいいのか悩んでいる裁縫初心者さんは次のような疑問が出てくると思います。

  • どんな生地を選べばいいの?
  • どのくらいの生地が必要なの?

次の項目で、初心者さん向け生地の選び方とおすすめの生地を紹介しますが、先に答えを言ってしまうと、自分が気に入った生地を作りたいものに必要な長さを用意してください。

必要な長さは、参考にした本や動画に「○○幅の生地を○○m使用」と書いてあることが多いので、それを参考にしてください。

裁縫初心者におすすめの生地と種類

まずは生地の種類(名前)を知ろう!

生地(布)には本当に様々な種類があり、裁縫初心者さんは名前だけ見ても良くわからないと思います

ここでは、一部ですがよく目にする生地の種類を紹介します。

織り方
  • シーチング
  • ブロード
  • ガーゼ
  • ローン
  • オックスフォード …など
素材
  • 綿
  • 絹(シルク)
  • ナイロン
  • レーヨン…など     

上記では、織り方と素材の違いに分けて書きましたが、手芸店などで生地を選ぶときには、「○○シーチング・品質(素材):綿100%」などと両方合わせて記載されていると思います。

織り方による違いを簡単に説明すると、生地を作るときに何本の糸をどのように交差させるかが違い、それによって生地の厚さと光沢感が違います。

ここでは詳しく説明しませんが、とにかく、手で触ってみるとすぐに厚さや手触りが違うことが分かると思います。

裁縫初心者におすすめの生地

裁縫初心者さんはどんな生地を選べばいいか迷いますよね?

基本的には、ご自身の気に入った生地で大丈夫なのですが、裁縫初心者さんにおすすめの生地は、『普通地』と呼ばれる薄すぎず、厚すぎない生地がおすすめです。

上記の表で言うと、シーチング・オックスフォードと呼ばれる生地です。

特に初心者さんにおすすめなのは、シーチング生地です。

シーチング生地は、カラー展開や柄が多く、選択肢が多いからです。

また、生地の柄は『無地』をおすすめします。

何故かというと、柄合わせ(生地を縫い合わせるときに継ぎ目部分の模様が一致するように合わせること)が必要になってくるからです。

なので、裁縫初心者さんにおすすめするのは、「好きな色のシーチング生地」です。

裁縫初心者におすすめしない生地

裁縫初心者さんにおすすめしない生地は、「厚地」「薄地」と呼ばれるものです。また、「ニット生地」などの伸縮性のある生地です。

基本的に生地を選ぶときは、自分の好きな柄や素材の生地で大丈夫ですが、上記に挙げた生地は、裁縫初心者さんには手縫いでもミシンでも縫いずらいと思います。

手縫いの場合、厚い生地では針が通りづらく、薄い生地では縫っているうちに引きつれることがあります。

また、伸縮性のある生地は縫製中に簡単に伸びてしまい、生地がたるんだりしてしまいます。

なので、初めは「普通地」から始めて、慣れてきたときに、ほかの生地に挑戦してみるのがいいと思います。

生地の選び方

ここでは、あくまでおすすめの生地を紹介しているだけなので、基本的に生地を選ぶときはご自身の気に入った生地を選んでください。

ただ、生地の種類によって針の太さや糸の太さを変えた方が良い場合があるので注意してください。

手芸店で生地を買うときなどは、商品(生地)についているタグに、その生地に合った糸の種類や針の種類が書いてあります。

見ただけでわからない場合は、店員さんに聞いてみるといいと思います。

自分が選んだ生地に合う、針や糸はどれか聞いてみると教えてくれますよ!!

裁縫初心者がおさえるべき縫い方の基本(手縫い)

ここでは、裁縫初心者さんがおさえるべき必要最低限の縫い方を紹介します。

玉結び・玉止め

縫い物を始めるうえで、一番重要なのが「玉結び」と「玉止め」です。

これはお裁縫の基本で、これができないと縫い物が始まりません。

玉結びの手順
  1. 縫い針に糸を通します。
  2. 人差し指に糸端を乗せて、糸を針で押さえるように固定します。
  3. 針に糸を2~3回巻きつけます。
  4. 巻いた部分を押さえながら針を引き抜きます。
  5. 最後までしっかり押さえて糸を引き締めます。
  6. 玉結びの出来上がりです。
玉止めの手順
  1. 縫い終わりのところに針を当てて、糸を2~3回巻きつけます。
  2. 糸を引いて、縫い終わりのすぐきわで固定します。
  3. 巻いた糸がずれないように、親指の爪をたてて固定した状態で針を引き抜きます。
  4. 糸を完全に引き終わるまでしっかりと固定しておきます。
  5. 糸を切って玉止めの出来上がりです。

並(なみ)縫い

裁縫初心者さんが裁縫を始める際に、まず習得したい縫い方は「並縫い」です。

並縫いとは、簡単に言うと布の表と裏で縫い目が同じ様になる縫い方です。

等間隔で並んだ縫い目が特徴で、手順は次の通りです。

並縫い
  1. 針に糸を通して、玉結びをしておきます。
  2. 1の針を生地(布)の裏側から出します。
  3. 縫いたい方向に向かって、最初に針を出したところから2~3㎜のところに刺します。
  4. 針を布の裏面に通し、3と同じ幅で表に出します。
  5. 3と4を繰り返して、数針まとめて布をすくい、糸を引き抜きます。
  6. 縫い終わりのところまで、針をすすめたら、布のたるみを引っ張って整えます。
  7. 最後に玉止めをして、糸を切ったら完成です。

まつり縫い

まつり縫いとは、表に縫い目が目立たないように縫い留める方法です。

まつり縫いにも、方法が色々ありますが、ここでは、スカートやズボンなどの裾上げに使われる一般的なまつり縫いを紹介をします。

まつり縫い
  1. 布端を3つ折りしておく。
  2. 針に糸を通し、糸を一本どり(通した糸を左右片側1本だけ玉結びする事)にしておく。
  3. 布の折り山の裏から針を入れる。
  4. 布を約1㎜ほどすくい、さらに折り山の裏側から針を入れ、糸を引き抜く。
  5. 同様に繰り返して、縫っていく。
  6. 縫い終わりに玉止めをして、完成。

まとめ

本記事では、裁縫初心者さんが何から始めたらいいのか悩んだ際の手順と基本的な手縫いの縫い方ついてお話ししてきました。

次の通りに準備していくと、迷いなく裁縫を始めることができると思います。

  1. 作りたい物を決める。
  2. 必要な道具を揃える。
  3. 縫いやすい生地を購入する。
  4. とにかく縫ってみる。

この中でも特に重要なのが、1.の作りたいものを決めることです!!

裁縫初心者さん向けの作品を紹介する本や動画を探してみて、気に入った作品をぜひ作ってみてください。

また、手縫いはとにかく慣れなので、いっぱい縫ってみてくださいね。

自作したお気に入りの生地で出来た作品は、日常生活で自分の気分を少しだけよくしてくれますよ♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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